メローネでは、オンライン型物販スクール「Re:che」の運営を中心に、託児サービスやスクールコミュニティの事業を行っています。
古物市場で輝く女性を増やしたい
Merone
森川くみこ社長(34)
リユースとの関わりは、2016年2月ごろにお酒に酔った勢いで骨折してしまって、1ヵ月半入院してしまったことがきっかけです。当時は貯金が5000円ほどしかなく、入院中はとにかく暇だったので、在宅でできる仕事をワーっと探して、そこで見つけたのがメルカリの物販でした。試しに要らないものを全部売ってみたら、20万円くらいになって、これなら仕事になるかなと思いましたね。その勢いで物販スクールに入って、せどりや中国輸入などを手がけるようになりました。
ちょうどその年の夏に、母校の十文字高校で当時の国語の先生にご挨拶する機会があり、先生に「昔から森川さんは努力家だから、独立してもうまくやれると思うわ」って言っていただいたんです。大学時代に教育系の学部にいたこともあり、先生のおかげで改めて人に教えることがしたいと思いましたね。そこから「メルカリ不用品販売でプラス5万円」という触れ込みで、お茶会みたいなことをやり始めたんです。そしたら、主婦の方を中心に、参加した方がめちゃくちゃ喜んでくれて。そこから、スクールを開くようになりました。現在は「リユース×女性支援」という切り口で、13名の講師と、「Re:seller」と呼んでいる1300名のスクール生がいます。
第575号(2024/01/10発行)6面