アップガレージが米カリフォルニアに出店へ

直営とFCで中古カー用品店を展開するアップガレージグループ（神奈川県横浜市）が、海外初となる店舗を米カリフォルニア州に出すことがわかった。3月にオープンを予定。米国での日本車人気の高まりを受け、拡販を図る。これまで訪日米国人の国内店舗への誘致や、ECサイトでの米向け販売を積極的に手掛け、一定の反響を得ていた。現地出店にも乗り出すことでさらなる成長を目指す。

中古カー用品、海外にも販売拡大

中古カー用品を販売するアップガレージでは、米国人のツアー客を国内店舗に定期的に誘致し、認知を広げてきた

1号店は、カリフォルニア州ガーデングローブの商業モール内に出店。ロードサイドでの大型出店が標準となる国内店舗よりやや小振りとなる。米ではパーツの取り付けをドライバー自身で行う土壌が整っているため、店舗には作業場を設けずに物販スペースをメインに確保する。オープン当初は日本から商品供給を行うが、ゆくゆくは現地での買取りで賄えるようにする。

日本車人気の高まりは、映画「ワイルド・スピード」などに70～90年代のスポーツカーが登場したことなどが影響していると見られる。また、米では発売開始から25年が経過した車種はクラシックカー扱いとなり輸入解禁となるため、日本の名車が海外で盛んに取引されてもいる。

第576号(2024/01/25発行)1面