昨年に初めて合同催事へ参加して以来、次は僕自身でイベントを企画しようと考えていました。イベントを主催する動機はもちろん"売上を確保する"ことなのですが、それと同じくらい、僕が店を構えるエリア全体が盛り上がれば、長い目で見て、いいことが起きる気がしたからでもあります。同エリアは、僕の調べでは蚤の市や野外フリマはあっても古着系のイベントが催されたことはなく、今なら話題になるチャンスがあったことも背中を押しました。というわけで2月末の三連休の中日にイベントを設定し、ただいま準備に奔走しています。
学生団体HAGIに倣って出展を募る
若者を熱狂させる学生団体の運営に衝撃を受けた
イベントを主催するにあたって、参考にしたのが先行事例です。特に女子大生2人が運営するHAGIが開催する「リ ファッション マーケット」は僕が現地で取材したこともあって、真似られる点はなんでも真似ようとしています。彼女らは、地域での野外フリマの運営を出発点にして、周囲の大学生らを巻き込んで事業を拡大し、今では入場料が1300円~1800円する「インフルエンサーフリマ」に1000人以上の若者を集めてしまう、もはやカリスマです。
第577号(2024/02/10発行)20面