ゼロジャパン、東京プロマーケット上場へ
2024年03月18日
リユース店「ワンダープライス」を関東中心に展開するゼロジャパン(埼玉県所沢市)は3月28日、東京証券取引所の運営するTOKYO PRO Marketに上場する。
GT・オフィスバスターズに続き3例目
「ワンダープライス」43店舗を軸に買取り、約30億円を売り上げている
同社は2003年の設立。貴金属やブランド中心の買取店・販売店「ワンダープライス」43店舗を運営するほか、古物市場「ダイバーシティオークション」、ECサイト運営などを手掛ける。
売上高は23年6月期実績で約30.7億円(前年比1.0%増)、営業利益は約2.0億円(同15.4%増)。店頭買取による仕入れが98%を占める。仕入れた商品のうちブランド品は自社・他社のオークションで販売。貴金属や金券、酒類は業者に卸す。一部は店頭・ECでの販売に回す。小売比率は28%。
今後、新たな取り組みとして、不動産の運用・再生事業を推進する。すでに首都圏近郊の駅チカ物件を中心に不動産を10物件保有している。
TOKYO PRO Marketは特定投資家、いわゆる個人のプロ投資家や法人投資家、国内非居住者などを対象とした証券マーケット。上場時に株式を手放す必要がないため、経営の支配権を維持しながら上場できるメリットがある。リユース業界ではGTHD、オフィスバスターズに続き、3例目となる。
上場のアドバイザーはM&A仲介業の日本M&Aセンター(東京都千代田区)が務める。
第580号(2024/03/25発行)1面