テイツー(岡山県岡山市)のグループ会社で、4期連続で二桁成長しているのが山徳(石川県金沢市)だ。ネット型のリユース業を展開し、2023年12月期の売上高は34億円。岩瀨裕真氏が新社長に就任した2019年度の15億4000万円から、わずか4年で倍増した。以前は着物が主力の商材だったが、今ではトレカが売上の半分を占めるという。岩瀨裕真社長に成長戦略を聞いた。
4期連続で二桁成長、売上高34億円
わずか4年で売上高が倍増
低額多買モデルをネットで展開
山徳
岩瀨 裕真社長
新商材は宅配買取で
差別化できるかに注目
──山徳は、宅配買取サイトを運営し、主にヤフオクで販売するビジネスモデルを採用していますね。まずは取り扱い商材を教えてください。
岩瀨 うちは、低額多買モデルの商品が中心です。売上の半分を占めているトレカと、それぞれ全体の15~20%の割合のアイドルグッズとゲームに強い。2019年から2023年にかけて売上高は、トレカが3.2倍、アイドルグッズとレトロゲームは1.5~2倍に伸びました。
それからレコード、着物と続きます。以前は着物が一番売り上げていましたが、これは業界的にどうしようもない部分が大きい。また金沢市内に貴金属の買取販売店も出していますが、月によって数字に波がありますね。
第582号(2024/04/25発行)9面