リユースFC 加盟店の成長戦略、「買取大吉」田辺東山店 和み(和歌山県和歌山市)

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「リユースFC 加盟店の成長戦略」

リユースFC 加盟店の成長戦略、「買取大吉」田辺東山店 和み(和歌山県和歌山市)

2024年06月30日

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収益不動産の販売事業等を営む和み(和歌山県和歌山市)は、昨年6月にリユースのフランチャイズ(以下:FC)「買取大吉」に加盟、田辺東山店を開店した。また、不動産のFC「ハウスドゥ」にも加盟し事業の多角化を図っている。人口減少による地方不動産業の衰退が予想される中、買取業参入で事業の多角化を狙うとともに不動産業と買取業のシナジーに期待する。

人口の減少を懸念、FCで事業を多角化

鑑定の共通点

和み 田辺東山店 店舗外観田辺東山店 店舗外観

和みは2019年8月に創業して以来、収益不動産の販売事業を中心に、地域創生事業や不動産コンサルティング、不動産鑑定事業を展開する。創業当時は少人数体制で同社を運営していたが、組織拡大には属人的な手法ではなく、研修制度を整える必要があり、FCに興味を持ったと言う。多くのFCがある中、買取業は物を査定するという点で不動産の鑑定と通じるものがあると考え、買取大吉にFC加盟し昨年6月に田辺東山店を開店した。

和歌山県が抱える課題も買取店へのFC加盟を後押しした。和歌山県は空き家率が全国1位。空き家を処分する際に発生する残置物の処分にも大きな需要があると考えた。「高齢化や都市への人材流失に伴い、今後資産の処分に困る人は増えると思います。動産も不動産もあわせた資産の相談窓口になれればと思います。その相談中から数件を不動産買取につなげられるのが理想ですね」と古田高士社長は話す。

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第586号(2024/06/25発行)13面

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