山本商店、2代目女性社長が見据える 地域貢献型のリユースとは

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山本商店、2代目女性社長が見据える 地域貢献型のリユースとは

2024年07月28日

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金属・産業廃棄物のリサイクルを手掛ける山本商店(埼玉県八潮市)は、新たな事業の柱として片付けサービスを拡大している。集客はインスタなどのSNSと、地元のマルシェや祭り、ゴミ拾いのイベントなどの地域活動だという。

地元に知られることが
事業継続につながる

山本商店 地元の有志らで行う「夢拾い」地元の有志らで行う「夢拾い」。こうした地域活動が事業のヒントや依頼につながることも

関東エリアで金属屑の産業廃棄物の収集・運搬を手がける同社がtoC向けのリユース事業を開始したのは2年ほど前。それまでバスガイドを務めていた田中恵子社長が、先代から事業を引き継いだタイミングと重なる。田中社長は「工場の多い地域にも関わらず、近所の方に自社の存在を知られていなかった」と振り返る。

地域を大切にすることが事業の安定化にもつながるとみて、2022年より遺品整理、不用品回収、空き家整理などに参入。それまでも、廃品回収によるリユース品の販路を持っていたこと、鉄相場が高く、参入の余裕があったことが追い風となった。

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第588号(2024/07/25発行)19面

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