ベストバイ、総合リユースを買取王国に譲渡

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ベストバイ、総合リユースを買取王国に譲渡

2024年08月10日

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関西でリユース事業を展開するベストバイ(大阪府大阪市)は8月31日、同社の総合リユース事業の一部等を買取王国(愛知県名古屋市)に譲渡する。競争環境が厳しくなる中、好調な貴金属やブランド品等を扱う業態「キングラム」に経営資源を集中する。一方で買取王国は店舗取得により、関西エリアを強化。家電や家具等のノウハウを吸収する考えだ。

選択と集中図り、ブランド品事業に注力

ベストバイ ベストバイの福嶋穂高社長(左)と買取王国の嶋本匡能社長(右)。 日本リユース業協会の懇親会にてベストバイの福嶋穂高社長(左)と買取王国の嶋本匡能社長(右)。日本リユース業協会の懇親会にて

ベストバイは、2003年5月に設立。家具や家電、生活雑貨などを扱う総合リユース店「良品買館」を展開。06年から貴金属やブランド品を買い取る「キングラム」を開始し、翌年から同事業のFC展開も開始した。2023年8月期の売上高は52.1億円、直営で36店、FCを含めて97店舗を展開する。

買取王国に譲渡する事業は、総合リユース業態の「良品買館」の9店舗及び商品センター、工具専門店「ツールマン」事業の1店舗。対象事業の売上高は10.4億円、経常利益は900万円。ベストバイは事業構造の見直しを図ると共に、貴金属やブランド品等の買取専門店「キングラム」に集中する。福嶋穂高社長は、祖業の売却の経緯を「選択と集中を図るため」と話す。

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第589号(2024/08/10発行)1面

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