レトロゲームへの注目が、国内外で年々高まっている。ゲームの買取販売をを得意とするDAICHU（東京都調布市）の大中智史社長に買い取りたいレトロゲームのランキングを挙げてもらうと、意外な傾向が見えてきた。マニアが二次流通で希少性を感じる商品は、新品販売時に国内で流通しなかった品や日の目を浴びなかったシリーズとなった。
国内新品未流通の品が上位
今回のランキングは、ゲーム機とゲームソフトどちらも含めレトロゲームと定義した。
5位は、現行品1世代前のゲーム機全般だ。エンドユーザーの持つイメージと市場相場にギャップが生まれているという。
例えば「PlayStation」の本体は、「PlayStation4」の二次流通の価値が高い。現行品の「PlayStation5」はPS4のソフトが使用できるため、PS5を購入したユーザーは、PS4を不要品として手放したいという動きに繋がる。だが市場では、まだPS4の需要はあり相場は落ちていないため、比較的安値で買い取りでき利幅がとりやすい。DAICHUではPS4の買取価格は5000～1万円としている。定価4万円弱に対し、中古販売価格は2万円前後になるという。
第590号(2024/08/25発行)15面
