業界地図 ホビー編、「駿河屋」のエーツーが他を圧倒

検索

テクノロジーの力でリアル店をアップデートしよう! Reuse×Tech Conference for 2025

「業界地図」

業界地図 ホビー編、「駿河屋」のエーツーが他を圧倒

2024年09月01日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リユース業界における有力企業をまとめた「業界地図」。今回はホビー商品を扱う企業を紹介する。総合やメディア、お宝系やトレカ専業まで幅広い業態で扱われている。近年はトレーディングカード(以下:トレカ)の著しい市場成長を背景に、各社売上規模を拡大している。

市場拡大背景にトレカ専業系が急拡大

業界地図

中古ホビーを扱う企業を業態別に分類した。総合系、メディア系、ホビー専業系、トレカ専業系、トレカマケプレ系、お宝・エンタメ系の6つに分けられる。

最も売上規模が大きいのは、ホビー専業系のエーツーだ。「駿河屋」の屋号でネット及び店舗を展開。ホビーの売上高は249.7億円と圧倒的な規模感だ。トレカ市場の拡大により、売上を伸ばしているのがトレカ専業系。「ドラゴンスター」を運営するジェイフードは前年比36%増、晴れる屋も2倍以上伸びている。また、トレカを扱う専門のマーケットプレイスもあり、「magi」や「トレマ」が有名だ。

総合系では、ブックオフGHDが最も強い。ホビーだけで178.1億円(本紙推計)を売り上げる。古本やゲーム等を扱うメディア系では、「古本市場」を運営するテイツーが有力だ。新品と中古を扱うことで中古専門と差別化を図っている。大型店でゲームや古着等も扱うお宝・エンタメ系。「お宝創庫」を運営するカジ・コーポレーションでは、リユース売上高の約6割をホビー品が占める。仙台の万代は、トレカ専門業態の「マンダイトレカ」の展開にも乗り出している。

第590号(2024/08/25発行)19面

Page top
閉じる