「本紙リユース企業実態調査」23年の平均年収424万円

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「本紙リユース企業実態調査」23年の平均年収424万円

2024年09月10日

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物価高の影響で企業の賃上げが相次いで行われているなか、リユース企業で働く社員の平均年収も上がりつつある。本紙では、買取りや販売を行うリユース企業の平均年収を調査した結果、2023年は前年比0.6%増の424万円と分かった。ただ、政府調査の前年の平均値よりも下回る水準に留まっている。採用市場は売り手優位の状況が続いており、人材の採用面で苦戦を強いられそうだ。

前年から0.6%上昇も全国平均下回る

リユース経済新聞 リユース企業平均年収

2023年のリユース企業の平均年収は前年比0.6%増の423.6万円だった(n値113社)。調査を開始した2021年から2年連続の上昇だが、前の年の2.2%増よりは下回る小幅な上昇に留まった。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、2022年の平均給与は前年比2.7%増の458万円となっており、リユース業界の年収は平均を下回っていることが分かる。

また、主な業態別に算出したところ、最も高かったのが、ブランド品業態で446.8万円、次にPC・スマホ業態が424.8万円で続いた。一方で最も低かったのは、衣料品業態で383.6万円だった。ただ、2年前の2021年は336.8万円だったため、2年で13.9%の増加と改善が進んでいる様子がうかがえる。

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第591号(2024/09/10発行)1面

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