訪問買取装い悪質行為 相談件数は4年連続増加傾向

検索

訪問買取装い悪質行為 相談件数は4年連続増加傾向

2024年10月07日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

国民生活センターが9月18日に発表した資料によると、PIO-NETに登録された2023年度の訪問購入に関する相談件数は8595件だった。22年度比では11.1%増となる。相談件数は19年度から23年度にかけて5年連続増加している。特に女性の高齢者が被害にあっているケースが多い。

実際にあった相談事例では、他の物品で訪問買取を受け入れたところ、「貴金属はないのか。タンスの中を調べてこい」や「身に着けている指輪を外せ」などと強引に迫り、高価な物品を不当な価格で買取を行うようなケースが複数報告されている。また、「業者が帰ったあと指輪がなくなっていた」や「貴金属を出すよう要求され目を離した隙に業者に持ち去られた」など、消費者が盗難にあった可能性があるような事例も複数寄せられたという。

認知症などで判断力が鈍った高齢者がトラブルに巻き込まれるケースが多く、2023年度に寄せられた相談は過半数が70代以上の高齢者からだ。特に女性が被害にあっているケースが多い。

10181.png

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第593号(2024/10/10発行)1面

Page top
閉じる