JRRC、「回収=ぼったくり」報道に抗議
2016年07月10日
ネガキャン再燃、危機感
自治体を説明行脚
日本リユース・リサイクル回収事業組合(JRRC)が総会で、回収事業者のネガティブキャンペーンが再燃していると危機感を示した。
JRRCの総会で最近の報道に関し情報を共有した
5月末からNHKや民放で、「回収業者=ぼったくり業者」と誤認されるような報道が相次ぎ、その影響を受け適切な回収を行う事業者に影響が出ていると言う。同組合の理事で国内最大級の中古品輸出業社浜屋は、「6月から2〜3割仕入れ量が落ちた」と話した。
JRRCはこれを受け、マスコミに抗議申し入れを行うなどしている。同協会の岩瀬勝一代表は、「法外に高額な請求を行う。頼んでいないものを回収していくなどの一部の悪徳業者の行動に足を引っ張られている。全ての回収業者がぼったくりであるかのような報道を是正してもらうよう働きかけているが、自分たちでもしっかりと法令を遵守し、JRRCという安心できる団体があるという認知を広げていきたい」と話した。
岩瀬勝一 代表
395号(2016/07/10発行)5面