ブランドゥール、新品店とコラボ
2017年02月28日
最大で月200万円の売上
レディースブランド古着ネット販売の「ブランドゥール」等を運営するオシャレボ(東京都渋谷区)が、EC以外の販路・ビジネスモデルの実験を行っている。月間3000件弱の買取りで集まる商品数を活かし、シナジーを見込める事業を育てたい考えだ。
ブランドゥールのホームページ
まずオシャレボが試験的に行っているのが、新品アパレル店とのコラボだ。東京・新宿にあるショップの売り場にブランド古着を置いている。ここで月間100万〜200万円の売上を作っており、「10〜20店レベルで出来れば、販路として期待できる規模になりそうです」(若山知宏社長)と話す。単にリアル店に販路を広げるだけでなく、来店客にブランドゥールでの買取りを訴求できるきっかけにもなると言う。
また同社は新規事業としてスタイリスト向けのブランド古着リースを構想していると言う。スタイリストがコーディネートに使う新品の洋服をリースする会社はあるが、「1週間借りて定価の3割ほどかかる」(若山社長)と言う。新品を選ぶ予算がないスタイリストに向けて、「古着価格の何割かで貸し出せれば、ニーズがあるのでは」(若山社長)と話す。
同社の2017年9月期の売上見込みは約10億円。
ブランドゥール 若山知宏社長
410号(2017/02/25発行)2面