トマトランド、盗難防止ケース人気に
2017年02月28日
防犯タグも使い回し可
総合リユース・アウトレットの「お宝創庫」など9店を展開し什器・防犯用品開発も手掛けるトマトランド(大阪府東大阪市)の盗難対策商品が人気だ。中でも「Dr.ロックン」という盗難防止ケースはリユース店の引き合いも多いと言う。
ドクターロックンを解除器で開いた様子。底部に防犯タグが入る
Dr.ロックンは、主に衝撃からの保護と万引き防止の役目を持つ。ケースの底部には防犯タグ(ゲートを通るとブザー音で知らせる)を差し込める構造で、これは専用の解除器が無ければ開かない。そのため、「会計前の商品を店外に持ち去られる危険性を回避できます」(浜垣マネージャー)。
これは主にドラッグストア等で医薬品や化粧品の盗難防止に使われている。だが腕時計やジュエリー等、小さくかつ高単価で万引きの危険性を伴いやすい商品を扱うリユース店にも活用できそうだ。
またDr.ロックンは、会計時にケースから商品を取り出すのと同時に防犯タグの回収を行える。使い回しができることで、ランニングコストを抑えられる面もある。
料金はケースのサイズやロット数で異なるが、1個数百円から大型のものは2000〜3000円のものまで様々だ。
トマトランド 浜垣英治マネージャー
410号(2017/02/25発行)2面