オトオク、C2Bで売買 中古車競売アプリ
2017年04月28日
アプリ開発を行うMOMO(埼玉県越谷市)が1月中旬、中古車オークションアプリ「オトオク」をリリースした。1〜2年以内には1日の出品数100台、落札数10台を目指す。
オトオクは車を売りたい個人と中古車を仕入れたい販売店・輸出業者のマッチングを行うCtoB型のネットオークション。複数店が入札する競り上がり形式で、最高値をつけた業者がお客との交渉権を得る。業界では一括査定サービスが一般的と言うが、「複数店からの電話連絡と各店の査定立ち合い等で時間を要する」(大内一毅執行役員)。同サービスの場合は最高値の業者のみから連絡が届くため、ユーザーの手間を軽減しやすい。
特長は出品前に業者の手による査定を挟まず、アプリ上での入力だけで手軽に出品できる点だ。走行距離の入力や、装備品、キズの状態等のチェックを入れ、15枚程度の写真をアップロード。最短10〜15分程度で完了すると言う。また入力情報を元に、AIが車種の相場を加味した想定落札額を提示。出品者が設定する希望落札額と買取り実勢価格とのギャップを埋める。
オトオクには中古車買取店や輸出事業者等約450店が参加。当面は落札手数料無しで運営する。
MOMO 大内一毅執行役員
414号(2017/04/25発行)6面