メルカリ 現金・Suica・領収書...
2017年05月10日
フリマアプリ、とんだ出品
現行の貨幣やSuica等の交通系電子マネーが、相次いでメルカリやヤフオク!に出品された。利用者などからの指摘を受け、メルカリは4月22日、ヤフーは4月24日に現行紙幣・硬貨の出品を禁じる方針を示した(古銭や記念貨幣などコレクション性のある貨幣は除く)。
フリマアプリ等に現行貨幣の出品が相次いだ
例えば10万円分の紙幣に12万円の値が付くなど、額面以上の金額で取引が成立していた。借金返済に困る多重債務者などが、クレジットカードのショッピング枠を現金化するために落札したと見られる。カード会社はクレジットカード現金化を規約で禁止している。またこれを行うと罪に問われる可能性がある。
メルカリは現行貨幣の出品に対し24時間体制で監視・削除の対応を行うと発表。出品者の利用停止を実施する。
しかし今度は領収書等の出品も見られ始めた。ネット上では「経費捏造が可能になってしまうのでは」と話題を集めた。
各社は対策を講じているが、次々と新しいタイプの不正出品が登場。いたちごっこの様相を呈している。
415号(2017/05/10発行)1面