総合釣具のイシグロ、5年後に年売上5億円目指す

中古専門EC注力

静岡、愛知で総合釣具店「イシグロ」や中古釣具店「タックルオフ」など計32店を展開するイシグロ（静岡県浜松市）が、中古釣り具ECで5年後に年間売上5億円を目指す。

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同社の2017年2月期売上高は約78億円で、中古品の売上高は約8億円。従来は静岡・愛知のタックルオフ店舗で販売してきたが、6月1日にオープンした中古釣り具専門ECサイトで商圏を全国に拡大する。

名称は「釣具のイシグロ中古リサイクル釣具専門通販サイト」。

タックルオフ9店での店頭買取品から、ロッド・リールを中心に出品する。各店から単価2000円以上の中古品を目安にアップロード。単価1万円以上の商品がよく動くと話す。

「新品のネット販売では他社との差別化が難しい。そのため中古専門でECを始めました。全品メンテナンス済みの信頼性を訴求していきます」（販売部 山㟢喜彦部長）

同社は中古ECサイトを、販路拡大の役割だけでなく買取り面でも重要な位置づけと捉える。ゆくゆくは同サイトでの宅配買取も想定し、ネット経由の買取増も狙う。「ネットの領域で実績を伸ばすために、店頭買取だけでなく宅配のチャネルも必要と考えています」（山㟢部長）。

422号（2017/08/25発行）1面