バイクオフ、大学で中古自転車即売会
2017年09月27日
撤去自転車をメンテ済で
バイク買取りのバイクオフコーポレーション(福島県いわき市)が手掛ける、大学での中古自転車即売会が賑わっている。
放置自転車撤去事業の「サイクルストップ」が、毎年4月頃に東京・千葉・神奈川の国公立大など9大学で開催。本部と全国の自転車撤去パートナー(個人事業主等)が合同で販売し、「1人で1回100台ほど売るパートナーもいる」(中村裕昭代表)と言う。学内でそのまま購入できる手軽さが人気だ。
同社は各大学の生協と提携して即売会を実施。学内への告知等を生協が行ってくれるため、集客しやすいと話す。
自転車は点検・整備済みのものを扱い、1台1万〜1・3万円(ギア付きは1・5万〜1・6万円)ほどで販売する。新品の中心価格帯が1・4万〜2・3万円のため、「中古とはいえ決して安くはありません。しかし品質の良い自転車はこの料金設定でもニーズがあります」(中村代表)。
サイクルストップ事業では、年間5万5000台の放置自転車を回収している。これまで全国250以上の大学・不動産管理会社・商業施設等から依頼を受け、敷地内の放置自転車の撤去を行ってきた。全体の約7割は専門業者を通じ海外輸出。約1割は大学即売会・EC等で販売する。2割ほどは再販に向かないため、鉄くずなどリサイクルに回す。
バイクオフコーポレーション 中村裕昭サイクルストップグループ代表
424号(2017/09/25発行)3面