JUSTY、台北に総合リユース店
2017年10月27日
「日本のセコハン売る」
ジャニーズ・アイドルグッズを中心とした総合買取事業を展開するJUSTY(石川県金沢市)が10月18日、台湾・台北に売り場50坪の総合リユース店をオープンした。
台北に出店したリユース店の概観
ネット通販拠点に小売店を併設する形で展開。昨年秋に開始したネットオークションはスタッフ2人で月商150万円を上げており、「出足は上々になりそうです」(橋本宜則社長)と話す。
店舗の名称は「J-STORE・日本正版商品的二手貨」。〝日本のセカンドハンド〟を打ち出している。ホビー商品や食器・タオル等の贈答品をはじめとした生活雑貨をメインに、日本の中古品と新古品を販売。立地は台北の中心地で、日本語学校に通う台湾人や留学生等をターゲットに展開する。台湾へ進出したのは、親日国で日本商品の人気が高いためだ。
日本のフィギュアが並ぶ店内
「立ち上げ準備中、看板を出すとすぐに、通りがかりの方が写真を沢山撮っていきました。ポテンシャルがあります」(橋本社長)。現地客はFB(フェイスブック)を好んで使うため、FB広告も積極的に打つ予定だ。
同社の2017年7月期売上高は9億8000万円で、前期比約34%増。出張・宅配買取を中心に総合買取を行い、物量増を売上増に結びつけた。国内需要は薄いが海外でニーズのある商品は、台湾や東南アジア諸国など5ヵ国に輸出するチャネルを持つ。
今後海外販路では、リアル店・ECの二軸で展開する考えで、来期以降には出店攻勢をかける予定。今後は韓国や中国・上海などで現地人・在留邦人向けに、日本の中古・新古品の小売店を出店したいと話す。「食器やギフト品などの生活雑貨を中心に、現地で日本商品を購入すると割高な品を扱っていきたい」(橋本社長)。
JUSTY 橋本宜則社長
426号(2017/10/25行)3面