LIC、スノボのシェアサービス
2018年01月22日
プロボーダーの代表が開始
プロスノーボーダーの加賀大貴氏が代表を務めるLIC(神奈川県川崎市)が、スノーボードのシェアリングサービス「eFiT-B」を昨年12月20日から開始した。
玄人も満足のボードが揃う
このサービスでは、専用サイトを通じて月額1万2500円でスノーボードを借りることが出来る。ボードは市場価格6万円以上の、最新かつ上位モデルが揃えられている。また、既存の1日レンタルと異なり契約期間中は乗り換え自由。
サービスの利用者には、コアなファンを想定。良質なボードを乗り比べる機会を作ることで、自分に合ったボードを探しやすくする。
また、「金銭的、家庭的変化でスノーボードを止めてしまった、という人に、再度始めてもらうきっかけにしてほしい」と加賀大貴CEOは話す。ボードを買うのは厳しいが、既存のレンタルでは満足できない、といったコア層を中心に認知を広めたい考えだ。
サービス開始時の在庫は250本。8〜9割はメーカーから入手したテストボートだ。テストボードとは、開発段階で使用されるものや、新作発表に伴う試乗会で使用されるものを言う。
メーカーにとって、試乗会の開催は人件費、場所代等莫大なコストがかかるもの。当サービスにより新型のボードが多くの人の手に渡ることで、試乗会同様の宣伝効果が見込まれる。「シェアリングエコノミーを通じて消費を促し、業界の活性化に繋げていきたいですね」(加賀大貴CEO)。
LIC 加賀大貴CEO
431号(2018/01/10発行)19面