【一工夫レポート】リサイクルショップ evergreen ポップには使用方法を記載
2018年04月19日
【一工夫レポート】
成功を収めているところには必ず理由がある。商品ディスプレイ、メンテナンス、会員特典...事業の運営において様々な工夫を凝らしている企業・店舗を訪問。今回はリサイクルショップ、古着店などの4社をレポートする。
CASE4:リサイクルショップ evergreen
▲商品の使用方法や効果などを書いている
ポップには短文で 使用方法を記載
引っ越し業を営んでいるリサイクルショップ evergreen(神奈川県横浜市)では、ポップに価格と商品名のみではなく、商品の使用方法を書き加えている。
例えば、岩塩ランプには〝空気浄化効果〟と記載。単なるランプとしてではなく、見込める効果について盛り込む。この情報が無ければただのランプだが、ひとこと情報をつけ加える事で、商品の価値を高める事ができるという。
ただし、あまり長い文章でも読まれない為、短いフレーズで表現する。説明が足りない位の方が「これどういう意味ですか?」と、お客から話しかけられ、会話の糸口になるという。
▲商品と価格以外の情報も1文記載
「分かりやすく表現すると、例えば肩パットが入った古い服は今売れにくい。でも〝肩パットのある服の使い方〟を付け加える事で、活用したいと思う人もでてくると思います」(小島律子氏)。
昭和時代の商品も現代に合った使用方法を提案する事で、〝勿体無いけど捨ててしまう〟を、減らすことができると話す。
今後は高齢化もある為、地道に取り組みを続けていきたいと語る。
▲東急田園都市線藤が丘駅が最寄り
第437号(2018/04/10発行)12面