売りたいモノを自宅まで取りに来てくれる、出品代行サイト「トリクル」が開始
2018年06月16日
スパイス
自宅に集荷でお手軽出品
出品代行サイト「トリクル」
売りたいモノを自宅まで取りに来てくれる出品代行サイト「トリクル」が5月11日に開始した。
運営するのは2014年創業スタートアップのスパイス(東京都渋谷区)。
▲トリクルのトップページ
自宅に居ながら委託販売が完結する手軽さが利用者の心を掴み、引き合いが増えている。
リリース時の対応地域は都内6区だが、年内に都内全域をカバーすることを目標に掲げる。
ユーザーはまず、サイト上で自宅に取りに来てほしい日時を指定する。
商品の梱包は不要で、集荷に来たスタッフに引き渡すだけ。
商品は同社がヤフオク!等で販売し、販売価格から手数料(売上金の30%)と購入者への送料を差し引いた額をアカウント上にストック。
申請をすると、銀行営業日に合わせて振込がされる。
引き取った商品の返品は原則受け付けておらず、売れ残った場合には専門業者に引き渡して処分する。
引き取りでは例外を除き、何点でも対応すると言う。
徳泉CEOは、サービス開始の背景を「様々なフリマサービスなどを利用した私自身の経験や、他のユーザーと話をする中で、『家まで取りに来てくれて販売まで代行してくれる』サービスの需要があると確信したから」と話す。
1日で数十件の引き取り対応をすることもあり、「想像以上の反響で一杯一杯」(徳泉CEO)と語る。
一方で「いつ頃私の住む地域に対応してくれるのか」との問い合わせも1日数十件あると言い、サービス拡大を急ぎたい考え。
まずは人材と倉庫の確保に乗り出す。
▲徳泉成夏CEO
第441号(2018/06/10発行)5面