コメ兵がオークションを月2回開催に移行し、月の出品量が1・5倍強に増える見通し
2018年06月25日
・コメ兵のオークションが6月から月2回に増える
・これによって出品量は1.5倍になる見通し
・バイヤーの負担軽減や利便性を高めることが目的
コメ兵
オークション月2回開催
月出品量1・5倍強に
コメ兵(愛知県名古屋市)の子会社が運営するブランド市場大会「KOMEHYOオークション名古屋」が6月から月2回開催に移行した。これにより、月の出品量は、1・5倍強に増える見通しだ。
KOMEHYOオークションは、これまで毎月24日~26日に開催してきたが、新たに9日~11日の前半大会を新設した形だ。
「出品数の増加に伴い、バイヤーの方の競り時間が長くなる等、負担が重くなっていました。利便性を高めるために月2回開催に変更することにしました」(沢田登志雄 常務取締役)。
▲KOMEHYOオークション名古屋の様子
6月前半開催の出品数は、宝石420箱(1箱約10点)、時計188箱、バッグ326箱だった。
既に後半開催の荷も月1回開催時並みの出品が集まっており、「後半の出品量も減っていない。順調に行くのでは」(同氏)と話す。
そのため、月の出品量に換算すると、1・5倍強増えることになりそうだ。
「前半と後半の出品者や参加者は8割程度同じだが、これまで参加できなかった方に来て頂けたり、その逆もあったりします」(同氏)
前半のオークションの出来高は約10億円だった。
これまで月平均約15億円だったため、単純計算すると月換算で25億円規模になる模様。
前期は年間扱い高が179億円と前年より18%増となっている。
月2回開催となったことで同社の年間扱い高も大幅に伸びそうだ。
第442号(2018/06/25発行)1面