楽天が、流通額1400億円に成長中のフリマアプリ「ラクマ」に販売手数料の導入を開始した
2018年06月25日
・楽天はラクマに販売手数料の導入を開始
・手数料は売上金の3.5%
・売上金はカスタマーサポートの充実などに使用される予定
楽 天
フリマアプリに手数料導入
流通額3倍の1400億円に成長
▲手数料を売上3.5%としたラクマ
楽天(東京都世田谷区)は6月4日から、フリマアプリ「ラクマ」に販売手数料の導入を開始した。
手数料は売上金の3・5%。有料化は今回が初。
同社では同11日に、取引環境の整備を目的にカスタマーサポート拠点を新潟に開設しており、手数料収入をその整備費に充てていく考えだ。
ラクマは経営資源集中を理由に楽天グループのFablicが運営していたフリマアプリ「フリル」と統合。
統合前の2017年の流通総額は両サービス合計で1400億円。
伸び率は昨年対比2・7倍と成長していた。
東京拠点に加え、新潟に新設したカスタマーサポート拠点では、ユーザーからの問い合わせ対応や違反商品・違反行為のパトロールを行い、ラクマのサービス向上を図っていく。
「多くの企業がカスタマーサポート拠点を地方に新設していく中、新潟は東京へのアクセスや、人材確保の面で他県より優位性があると見た。現地のラクマユーザーをスタッフとして積極的に採用していく予定」(ECカンパニー C2C事業部ヴァイスジェネラルマネージャー 長谷川健 一朗氏)。
楽天は、ラクマの年間流通総額で2000億円を目指している。
▲ECカンパニー C2C事業部 長谷川健一朗氏
第442号(2018/06/25発行)1面