不動産仲介を行うネクステップ、遺品整理の案件から5割が不動産売買契約に繋がる
2018年06月27日
ネクステップ
遺品整理業が好調
5割が不動産売買契約に
年商8億円で不動産仲介などを行うネクステップ(北海道札幌市)は、今年1月から開始した遺品・生前整理事業の案件から、不動産売買契約に繋がった案件が5割に達している。
現在、月に10件以上のペースで整理案件を受注し、月5~6現場のペースで個人宅の整理を行っている。
「特に遺品整理を行うお客様は、その家を手放すことも一緒に考えている場合がある。整理案件経由で、年間50件の不動産売買契約を目標とする」(水口千秋社長)。
▲水口千秋社長
事業立ち上げ当初は北洋銀行(同市)と連携し、同銀行を経由し月4件程度の整理依頼を受注していた。
2月から「地元タレントを起用した積極的なTVCM」(水口社長)を打ち出したことで、同銀行経由以外での依頼数を増やした。
▲TVCMに北海道出身タレントを起用
今後は整理事業の稼動体制を整備し、「2日に1現場を対応できるようにしていく」(水口社長)と言う。
整理で買い取った商材は、同社が今年3月にオープンした買取店「おたからや」のFC店を通して、おたからや本部への売却や業者への卸売、ネット小売をしている。
今後は取引する業者の数も増やしていきたい考え。
第442号(2018/06/25発行)3面