リユース事業を行う川上キカイ、2020年に向け中古PCの直販を強化する訳とは?
2018年07月01日
川上キカイ
中古PCの直販を強化
WIN7サポート終了特需にらむ
中古機械・OA機器のリユース事業を行う川上キカイ(愛知県名古屋市)は、中古PCの販売を卸中心からECを通じた直販へシフトしていく方針を明らかにした。
現在20%程と言う直販比率を、2020年までに50%まで引き上げたいと言う。
目安にしている2020年は、ウィンドウズ7のサポートが終了する年。
▲萩原則和 支店長
「ウィンドウズ10への切り替え需要がある」(萩原則和支店長)。
そこへ向けて競争力を高めておきたい考えだ。
直販比率向上の為、まずは自社で運営する中古PC販売サイト「パソコン牧場」の強化に着手する。
サイトのレイアウトや見栄えといったUIの洗練を図ると言う。
▲同社運営のEC「パソコン牧場」トップページ
それに伴い、これまで設けていなかったWEB専門の部署を作るため、人材確保に乗り出している。
同社はリース業者などから買い取った中古PCをメンテナンス後、リサイクル店やPCショップへ卸してきた。
しかし、「卸だとリターンが小さい。激化する買取り競争で勝ち抜くには、マージンを差し引く必要のない直販にシフトする必要がある」(萩原支店長)。
他、PCのメモリーを拡張して販売するなど付加価値を与えることで差別化を図って行きたいと言う。
【川上キカイ】
中古工作機械・OA機器などの買取り・販売を行う。国内最大級のリユース専門センターを持ち、データ消去を行う。データ消去のみでも受け付け可。資本金1000万円で従業員75名。リノベーションPCも取り扱う。
第442号(2018/06/25発行)6面