中古サブカルの三月うさぎの森、価値判断が難しい商品は「オタク集団」が目利きを行う
2018年07月01日
中古サブカル 三月うさぎの森
レトロ品法人買取に本腰「オタク集団」が目利き
レトロ系サブカルチャー商品の売買を行う三月うさぎの森(埼玉県羽生市)が、リユース店や遺品整理業者からの買取りに本腰を入れる。
昨年10月に法人営業部を立ち上げ、価値の分かりづらいレトロゲームのソフトやハードを中心に法人買取りを始めた。
特に買い取りを強化するのが80年代前後のゲームや、プレイできるPCなど。
リユース店らは、買い取りで出たレトロゲームを送料無料で同社に送ればいい。
「レトロゲームは価値が分かりづらい。捨てられる前に救い出したいと考えました」(法人営業部 丸山満 氏)
▲レトロゲームの買取りに注力する
同社は従業員80名、年商7・4億円のネット系リユース企業。
2年前に秋葉原にレトロゲーム店「ビープ」の実店舗をオープンし、愛好者らの注目を集めている。
サブカルチャーやゲームが好きなスタッフばかりを集めた「オタク集団」(丸山 氏)のため、価値判断が難しい商品の目利きができると話す。
壊れている商品も修理し、他店で廃棄されるようなゲーム機器も買い取り再販している。
同社の買い取りチャネルの中心は宅配だが、レトロゲームの市場そのものが小さく玉数も少ないため、リユース店など事業者から買い取るチャネルを開拓する。
第442号(2018/06/25発行)6面