《Sharing Economy》カメカリ、カメラの個人間レンタル開始

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《Sharing Economy》カメカリ、カメラの個人間レンタル開始

2018年10月02日

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9A_2.png▲カメカリのトップページ

カメラの個人間レンタル開始
遊休機材の掘り起し狙う

8月創業のカメカリ(神奈川県川崎市)がカメラのレンタルプラットフォーム「カメカリ」を開始した。カメラの個人間レンタルは国内初で、B2Cレンタルで掘り起こせていない層を狙う。オーナーはレンタルに出したい機材の価格や状態、受け渡し方法を設定する。ユーザーからレンタル依頼があったら、メッセージ機能を通じて両者の間で詳細を取り決める。合意に至ればレンタル開始 。代金のやり取りは同社が仲介するエスクロー決済で、オーナーから15%,ユーザーから10%の取引手数料でマネタイズする。


破損や盗難などのトラブル時には修理費等を保証する制度を用意 する。事業者が在庫を抱える場合、商品回転率を重視してラインナップ が人気機材に偏る傾向があると言う。同社は個人間レンタルにより、既存のレンタルで取り扱われてこなかったコアな機材を掘り起こす。「すでにハッセルブラッドなど面白い機材も出てきています」(井上悠史代表社員)。

aa.jpg▲井上悠史代表社員

ターゲットは撮影の機材にこだわるハイアマチュア層。プロ並みの機材を所有する一方で、遊休時間をもてあましているオーナーの活用を促す。ユーザーとしては様々な機材を試したい層を狙う。今後はC2C売買の機能追加や、機材ごとの写真や映像を見ることのできるメディアの立ち上げ準備も進める。新しい機材選択の手段を提供し、カメラの流通を拡大していきたい考えだ。

第448号(2018/09/25発行)11面

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