《査定のジカン》ゼウスの森、キン消し「バンダイ」刻印で高値
2018年12月03日
《査定のジカン》
ゼウスの森(ゼウスの森・兵庫県)
他の小売店にはない「買取査定」。
今回は、玩具に特化したネット専門買取販売をいるゼウスの森に手法を聞いた。
キン消し「バンダイ」刻印で高値
"肌色"は査定額をアップ
Q,業態と取扱い商材
ネット専門。買取販売をしている。い商材は、1980~1990年代のキン肉マン消しゴムやビックリマンシールなど。
これといった買取相場表はなく、コレクター目線で決めている。
Q,査定金額の算出方法
素材や、作品の設定に合ったものかどうか。また、商品の背面にあるメーカーの刻印と生産国表示も参考にしている。例えば、キン肉マン消しゴムの場合、赤や青等の色に比べ、肌色の商品の方が査定金額が上がる。
その理由は、キン肉マンのモデルは人間で、原作も肌色で描いてあるからだ。肌色に近い商品ほど、査定金額がプラスになる。刻印の場合、初代はキャラクターの背面に「バンダイ」と記載があり、高値がつく。しかし、現在販売しているものでは「Madein China」と書いてあり、稀少ではな。査定価格は「バンダイ」よりも低くなる。
Q,査定で工夫していること
お客が商品を手放しても悔いの無いように査定する。商品を持ってくる人は、結婚や出産など、大きなお金が必要な人が9割。理由があって手放す人に向け「いくらならコレクションを辞められそう か」を聞いている。
「例えば、査定金額を全部で10万円と提示し、納得して頂けない場合があります。その時は『いくら位なら手放せそうですか?』と会話をしています。『15万円位なら手放せそうです』と言われたら、大体は応じています」(岩城帝熙代表)。
1日2~10件。
会社概要
会社名:ゼウスの森
所在地:兵庫県尼崎市
代表:岩城 帝熙
事業内容:ネット専門宅配買取販売店。キン肉マン消しゴムやビックリマンシール等、マニア向け商品を取り扱っている。
第452号(2018/11/25発行)10面