ポンポンストア 口コミのみで集客、不動産と連携し高齢者宅開拓

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ポンポンストア 口コミのみで集客、不動産と連携し高齢者宅開拓

2019年02月14日

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6-C②.png▲公式インスタグラムに商品を掲載。アンティーク雑貨等を並べる

口コミのみで集客
不動産と連携し高齢者宅開拓

ネットに頼らずほぼ口コミのみで不要品回収や片付け案件を集めているのがポンポンストア(埼玉県和光市)だ。主に60歳以上の個人宅をターゲットに1日3~4件の案件をこなしている。同店の宇梶海渡店長は創業のオーナーより経営を譲り受け、6年前に独立した。現在「ポンポンストア」の屋号でリユース店を11店経営し、不要品回収等を通して商品調達を行なっている。大きな受注元となるのが不動産関係。独立当初は「つてが乏しかった」(宇梶店長)ものの、不動産業に勤める友人から紹介された高齢者宅の案件を受注したことをきっかけに、口コミを広げてきた。

a.jpg▲宇梶海渡店長

宇梶店長のもとには、口コミを拡散する60代以上の"インフルエンサー"が20人程度いるという。そこから受ける依頼内容には生活の困りごとに関わる内容が多く、同店では現在、有償・無償問わず便利店的業務を新しくサービスに取り入れている。宇梶店長は電気工事士免許を取得しエアコンの取り外し業務を請け負う他、近隣の個人宅で、家具や荷物の運び出し等も手伝っている。同店の販路はネット販売が大半。ヤフオク!では骨董やホビー品をメインに月30万円程度を売り上げている。大型の家具家電は市場で売却。毎月1回以上参加し、1回に5点程度を出品している。

第457号(2019/02/10発行)6面

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