蔵王、コレクター向けのお酒専門オークション開催
2019年05月12日
珍しいお酒や古酒の販売を行っている蔵王(大阪市中央区)は、お酒専門オークション「Lオークション」を東京・御徒町で5月31日に開催する。酒類販売媒介業免許を取得したうえでのウイスキーやブランデーを主体としたオークションは同社によると日本初。
オークションには、近年品質や味の良さ、原酒不足などにより高騰している希少なジャパニーズウイスキーが約2000本出品予定で、コレクターや投資家の参加が見込まれる。
同社では国内に眠っている古酒を仕入れ、ヴィンテージウイスキーやワイン、ブランデー、それぞれに詳しいプロが鑑定している。今回、贋作の撲滅と透明化された公正公平な取引を目指す取り組みの一貫として、同社で鑑定した商品とコレクターを繋げるためオークションを開催。
古酒は、現行の商品にはないまろやかさや、使用原酒の違いによる味の違いなどで人気だ。中国などでも注目され始め、今後市場拡大が見込まれている。
第463号(2019/05/10発行)2面