日本リユース・リサイクル回収事業者組合の回収業者向け遺品整理資格、認定者数160名突破

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日本リユース・リサイクル回収事業者組合の回収業者向け遺品整理資格、認定者数160名突破

2019年05月13日

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要約すると.ブルー.png

・JRRCの認定開始で孤独死やゴミ屋敷の解決を狙う
・セミナー参加で認定取得、コンプライアンス観点を重視
・窓口や帳票設置で認定所得者のフォローを図る

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不用品回収事業者の業界団体である日本リユース・リサイクル回収事業者組合(JRRC・東京都港区)の認定資格「遺品3Rディレクター」の認定者数が160名を突破した。遺品整理・生前整理の現場における、作業者のコンプライアンス意識を高めることを目的に2017年から認定を始めた。今後は会員規模の拡大はもとより、自治体との連携を強めることで、孤独死やゴミ屋敷などの社会問題の解決に役立てていく考えだ。

3-B-1.JPG▲取得者向けにコンプライアンス対策の帳票を販売する

JRRCの正会員を対象に開催している、資格取得セミナーに参加することで認定を受けることができる。セミナーは1日かけて行い、実務から法令まで幅広い知識を学ぶ。特に法令の学習はコンプライアンスの観点から重視しており、顧問弁護士監修のもと、専門テキストを用意した。「消費者契約法など、依頼者とのトラブルになりやすい法令のポイントを押さえることができる」(岩瀬勝一副代表理事)。

3-B-2.JPG▲岩瀬勝一副代表理事

認定取得者を対象にしたフォロー体制も整える。依頼者とトラブルがあった場合に備え、本部に問い合わせ窓口を設ける。他、作業内容に利用者の同意を得るための帳票も用意した。

全国の自治体と提携の話を進めており、既に40箇所を回った。

「自治体が受けきれず放置しているゴミ屋敷などの課題解決に役立てることができる。まずは先行事例を作りたい」(岩瀬氏)。

第463号(2019/05/10発行)3面

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