タナクロ、催事でキャンプ用品買取販売 地方で新規顧客開拓
2019年06月01日
アウトドア用品リユース事業「マウンテンシティ」を展開するタナクロ(埼玉県さいたま市)は、4月に愛知県一宮市のキャンプイベントで買取・販売を実施した。同社は埼玉と福岡に実店舗を4店展開しており、イベント出展によって他地域での新規顧客獲得に可能性を見出した。現在、アウトドア用品における個人からの買取件数は月に500件程。うち約半数を店頭買取が占めている。今後はイベントやネットを通じての買取にも意欲を見せる。
同社はキャンプをテーマにしたイベント「キャンピクニック」に2日間出展した。人気ブランドであるコールマンやスノーピークのテント、チェアー等の中古品を単価5000円〜2万円程で販売。また買取も実施し、当日に売りたい用品を持ってこなかった来場者には、買取額がアップするクーポンを配り、後日の宅配買取の受注に結び付けている。
「これまで買取りの主客層は30代後半から40代前半だが、同イベントの参加者は20代の若い層が多く、新たな層にアプローチできた」(ブランド事業部 事業部長荒島潤一氏)
同社では、キャンプにまつわる情報を自社ウェブメディアに週10件以上の記事をアップしている。それを経由させ、ネットを通じた買取受注の流入も強化している。
第464号(2019/05/25発行)6面