ジラフ、トレカのフリマアプリ開始 特化したサービスに勝機
2019年06月02日
買取価格比較サイト「ヒカカク!」を運営するジラフ(東京都中野区)が4月、トレーディングカード(トレカ)に特化したフリマアプリ「magi(マギ)」をリリースした。
参入の決め手となったのは、売買の取引頻度が高いことと、既存のフリマアプリで頻繁に取引がされていること。スマホや家電のフリマサイト「スママ」に続き、特化したサービスに勝機を見出す。
汎用的なフリマアプリにはないメリットを打ち出す。例えば商品状態。「微キズ」「プレイ用」などトレカならではの設定項目を用意する。「魔法」「罠」など、タイトルごとに必要なタグを設定し検索精度を上げる。
新品のパックは開封するまでどのカードが入っているかわからない点がトレカの商材特性。「欲しいカードを入手する為に、専門店やネットオークションなどを活用する二次流通が根付いている」と柴田雅人事業責任者は相性を話す。
メルカリが発表した2018年の利用動向調査によると、トレカは10代・20代男性の売上額ランキングで共に1位を記録している。
第464号(2019/05/25発行)6面