《全国ダーツの旅☆東京都》ザ・ゴールド銀座店、珊瑚の売却望む女性納得させた 店長の丁寧な対応と中国販売ルート
2019年06月08日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~東京都 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
▲店舗はマロニエゲート銀座の隣にあり、ショーウィンドウに展示された時計に目を留める若者も多い
珊瑚の売却望む女性納得させた
店長の丁寧な対応と中国販売ルート
昨今は中国富裕層のバイイングパワーが強く、中古品の買い取りは中国に販売ルートがあることが他店に競り勝つ要因になることも少なくない。
昨年秋、マックスガイ(東京都中央区)が運営するザ・ゴールド銀座店に一人の男性から「珊瑚を買い取って欲しい」という電話が入った。男性は「買取店は利用したことがないので怖い」という高齢女性から委託を受けていた。佐藤広倫店長が写真を送ってもらうと、珊瑚は状態が悪く、買い取りが難しい深海珊瑚に見えた。それでも念のためと、自宅を訪問して実物を見せてもらうと、高さ80センチ位の写真よりずっと立派な置物で、宝石向きの綺麗なモモ珊瑚だった。10年前に亡くなった女性の夫が購入した物で、今では入手が難しい希少な物だ。
佐藤店長は自分は日本に帰化した中国人であること、珊瑚は中国では縁起が良い宝石として人気が高く、他店より高めの査定額を出せる可能性があることを説明。すぐに中国の業者に連絡し、買取先を確保して査定額を提示した。その丁寧な対応と金額に女性は納得し、相見積もりを取らずに売却に応じてくれた。
「実は査定額はお客様のご希望に少し届かなかったのですが、それでも任せて下さったことが嬉しかったですね。これからも自分の強みを活かした買取りで、お客様に貢献していきたいと思っています」(佐藤店長)
第464号(2019/05/25発行)19面