《全国ダーツの旅☆東京都》ひるねこBOOKS、男性客が愛した北欧本引き継ぎ 絵本イベント開催で魅力伝える
2019年06月08日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~東京都 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
男性客が愛した北欧本引き継ぎ
絵本イベント開催で魅力伝える
ひるねこBOOKS(東京都台東区)は2016年1月に「猫の街」として知られる谷中にオープン。猫の本や絵本・児童書、暮らしの本などを得意とし、古書をメインに新刊も扱っている。また、北欧関連の本や雑貨にも力を入れており、その情報をSNSで頻繁に発信している。
開業して間もなく、そのSNSを見て定期的に来店するようになった60歳位の男性がいた。男性は北欧関連の仕事をしていた。ある時、北欧の本を売りたいと申し出があり、本がぎっしり詰まったダンボール箱が3箱ほど送られてきた。
「その中には稀少な本もあって、北欧関連の在庫が一気に充実しました。今年は4月25日から5月16日まで『北欧ヴィンテージ絵本展Ⅱ』を開催したのですが、そのようなイベントができるのもその方のお陰です」と小張店主。
雄大で美しい自然が広がる北欧には、大昔から語り継がれてきた神話がたくさん残っており、それをもとにした絵本がたくさんある。男性が長年買い集めた北欧の本は、ひるねこBOOKSを通じて日本の若い世代に引き継がれ、素朴で温かみのある北欧絵本の魅力を伝えている。
第464号(2019/05/25発行)19面