オオトリインターナショナル、ブランドネット古物市開始 中国業者約500社も参加
2019年06月12日
ブランド品の買取店「銀座パリス」を展開するオオトリインターナショナル(東京都新宿区)は、中古ブランド品の中国向け卸を手掛けるMr.circulate(埼玉県戸田市)と共同で、業者間ブランドネットオークション事業を6月下旬から開始する。国内事業者間だけでなく、中国事業者の参加で差別化を図る。
Mr.circulateではブランド品販売支援アプリ「Brand TV」を開発。これは、主に中国事業者向けにブランド品の真贋知識が学べ、また中国事業者と連携し最新の真贋情報をアプリ上で提供しているもの。この中では中国の会員企業向けにライブオークションによる販売を行っている。
▲Brand TVのアプリ画面
オオトリと共同で始めるネットオークション事業は、「Brand TV」内で行われるため、日本の事業者だけでなく、中国事業者約500社も売買で参加することになると言う。国内事業者の出品物を中国企業が落札した場合は、商品をMr.circulateに送るだけで、海外に発送する必要はない。逆に中国側の出品物は同社が現地で真贋等の検品を行う。出品物の競りの開始日や終了日、指値は出品者が決める。
「Brand TVでは、国内向けにも真贋情報の提供を行っていきます。オークション事業は、まず月間1億円の出来高を目指します」(オオトリインターナショナル三浦寛満社長)。利用料は、会費月額1万円で売り歩8%、買い歩4%。
第465号(2019/06/10発行)3面