《仕事ができる人の1日》グリーバー、マネージャー 齋藤祥一郎さん
2019年09月04日
商品情報入力はエクセルのマクロで
管理システムと連動させ、出品数が増加
40歳。大学卒業後「人を笑顔にする仕事」をしたいと福祉系の専門学校に進学する。その後、資生堂のビューティーコンサルタントとして化粧品の販売の仕事に従事。30歳の時、高校時代の同級生である田中大輔氏(現グリーバー社長)が独立するに伴い、新しいことに挑戦しようとグリーバーに転職した。
出品作業はタイムトライアル
宝石・貴金属やブランド品の買取販売をしているグリーバー。販売商品の9割以上がジュエリーの取り扱い。マネージャーの齋藤祥一郎さんは商品の撮影やコメントの作成、販売価格の設定のほか、ネット販売全体を統括しつつ、買取や販売の接客もこなしている。
齋藤さんは商品の撮影から情報入力まで行う作業に入る際、必ず時計を見て、どのくらいの速さでこなせるか計っている。
「日々効率を追求していないと作業がマンネリ化してしまうので、時間を意識して振り返りを行います」と話す。
エクセルスキルは独学で習得
同社ではECサイトの一元管理システムを利用しているが、さらに効率を上げるため、複数の操作を自動的に実行させるエクセルのマクロを使っている。
この方法で管理システムの画面に直接入力するより、大幅に効率が上がった。
このマクロを設定したのは齋藤さん自身。同社に入るまでパソコンやエクセルの知識はほとんどなかったが独学で習得した。
お客様に笑顔で帰ってもらいたい
そんな努力家の齋藤さんの前職は、資生堂のビューティーコンサルタント。店頭で接客しながら化粧品を販売する仕事だ。
その仕事を選んだ理由は「人を笑顔にしたいから」。業種は全く変わっても買取販売においても同じようにお客様に、笑顔になって帰ってもらいたいと考えている。
「買取のお客様とは色々なお話をして、緊張を解き、表情をほぐしてもらえるように努めています。特に遺品の買取の際は必ず『買わせていただいていいですか』と聞いています。会社としては買取したいところですが、大事なお品をお売り頂くにあたってお客様が後悔されないように配慮しています」と齋藤さんは話している。
ホワイトボードで自分の業務を管理
①ホワイトボードとマーカー/ホワイトボードにやるべき業務を書いたマグネットシートを並べ、業務の優先順位をつけている。「パソコンの画面の横に置いています。アナログな方法ですが、アプリのように立ち上げなくてもすぐに変更できますし、終わったら消せる気持ち良さがあります」と齋藤さん。②スマートウォッチ スマホに着信があると、スマートウォッチに知らせがくるように設定して電話の取りこぼしを防いでいる。③査定用のノギス ④電卓 ⑤スマホ ⑥査定用のルーペ ⑦iPad
第470号(2019/08/25発行)11面