ITオークション 中古バイク成約相場 7月速報
2019年09月20日
ITオークション
中古バイク成約相場 7月速報
情報流通支援サービスのオークネットが運営する、全国約4,500店のバイク販売店が参加するITオークションで、成約した車両を排気量別に分けて集計
〈50cc〜125cc 玉数増加で相場もこなれ〉
125㏄クラスの新車販売台数も伸びており、中古車マーケットでも玉数は増加していますが相場の堅調さも目立っています。シグナス125Ⅹ(ヤマハ)の玉数も増加し相場はこなれてきています。FIモデルでも10万を割って、一桁台も増えてきています。アドレスV125G(スズキ)もほとんどが一桁台に落ち着いてきています。
〈250cc 2サイクル車など旧車に注目〉
現行車を取り扱う販売店も多い中、旧車、特に2サイクル車を優先的に取り扱う販売店など、特徴的な傾向も広がっています。この影響か、旧車の相場高騰も目立っています。NSR250SE(ホンダ)などで100万円近い落札価格まで出ており、過熱の度合いがしばらくは続きそうです。毎年、イヤーチェンジする現行車は、相変わらず相場の変動も非常に大きくなっています。
〈400cc 主力はどの玉か〉
新車販売は今一歩元気ない状況の中で、相場は軟調に推移しています。現行車は少なく、旧型車や低年式車も多いので、相場は今月も今一歩盛り上がりませんでした。アメリカンスポーツクラスは、シーズンにも関わらず、程度の良い玉数も少ないことも有り、一桁台での推移が続いています。
〈401cc~ 海外勢のシェアアップ〉
海外銘柄の玉数は増加の一途をたどっています。ハーレーだけでも1開催で150台にせまるほどのマーケット規模になってきました。そのリーダー的存在のハーレーは、相場のズレも大きくなる傾向が強いです。人気と不人気の格差も広がっており、最近FXSB(ハーレー)はプレミアム相場が続いており150万円以下が無い状態です。
第471号(2019/09/10発行)12面