イクスフェイズ、米映画の小道具オークション日本向けに400点選定
2019年10月18日
オークション事業を行うイクスフェイズ(東京都中央区)は9月23日、「HOLLYWOOD AUCTION」を開催。ハリウッドにまつわるアイテムの入札者を募った。
今回のオクではスター・ウォーズやターミネーターの撮影で実際に使われた衣装や小道具などを日本向けに400点セレクト。「日本人でしか価値がわからないものを選んだ」(菅野康一COO)とされる、単価が1万〜2万ドルのラインナップに対し、国内からは2件の入札があった。
このオークションは米国プロファイルズ・イン・ヒストリーが主催。登録者は10万人を超え、かつてマリリン・モンローのドレスに5.8億円の値がついた。イクスフェイズはアジア統括権を持ち、米国での入札を代行する。落札者・転売品所有者や取引履歴はブロックチェーン上に記録し、また入札額に対して20%の購入プレミアム(保証金)を付け、正規品であることを保証する。
会場にはハリウッド通の阿部正大氏(通称Dr.Abbey、タイムマシン・ビジョナリー代表)も登壇し、出品物を解説した。また狙い目の商品として新作の控える007を挙げた。次回開催は12月予定。
解説とオークショニアを務める阿部氏
イクスフェイズはハリウッドオークションと並行して、2020年にロスで開催するニッポンオークションの出品者を募っている。目標出品数は2000点、出品額は3万円から。同社が出品を代行する。手塚作品やジブリ作品、洋画の日本向けパンフが数万円で取引される事例もあるとのこと。
第473号(2019/10/10発行)6面