有楽町マルイ、「 "すてる" をなくす」をテーマに催事を開催
2019年10月22日
30〜40代の女性が9割
「リーチできなかった層」
有楽町マルイ(運営:丸井・東京都中野区)は9月14日から16日間にわたり「"すてる"をなくす」をテーマに催事を行い約1万5000人を集めた。メルカリやRentio等のポップアップショップやマルイのブースが並んだ。
同社がショップを複合させた催事を行うのは今回で4回目。会場は44坪。内容はメルカリの出品体験、廃棄される花を使ったアップサイクル品やエコバッグの販売等だ。カメラレンタルサービスのRentioとエコバッグやダストボックスを扱うROOTOTE以外はすべて初出店となる。来客者は休日で1日1000人、平日で700人程度。お客の9割が女性でその大半が30〜40代。お客のほとんどがたまたま通りすがった人だ。出店企業からは「これまでリーチできなかった層との接点が持てた」と好評だ。
ブースは44坪
1社と何度も面談
出店企業の思いを代弁
同社は頻繁に面談を重ねて催事に臨む。出店企業の決定までに2回程度、決定後から開催までに複数回の面談を重ねる。さらに出店企業ごとにスタッフへ向けた事業説明の時間も設けている。「出店企業の代わりに事業に込められたストーリーを話すためにはそれだけの面談が必要。各企業が何をミッションとして何を実現したいのかまでマルイのスタッフは話せる」(新規事業プロジェクト安東良子課長)。なお催事の終了後にも出店企業との反省会を設けている。
年内にも次回の開催を検討している。出店企業は随時募っており、同社の掲げる、現世代の利益を将来世代へと繋ぐ「グリーン・ビジネス」に共感できる企業を求めている。同社はこれまでも「フェアトレード」や、「シェアリング」をテーマに催事を行ってきた。
第473号(2019/10/10発行)14面