ヴィンテージスポーツ、「5店舗経営で年商1億」対面の売買を重視
2019年10月23日
中古サッカーユニフォームを扱うヴィンテージスポーツ(東京都武蔵野市)は創業から対面での売買を重視してきた。同社は3年に1件のペースで店舗を増やして現在計5店舗を経営する。売上は順調に推移して今期は1億円を超える見込み。
同社の仕入れチャネルの8割は店頭買取で、販売チャネルの9割が店頭販売だ。在庫数は6000点。お客の9割が男性で年齢は10代から60代までと幅広い。サッカーユニフォームには思い入れを持つお客が多いと話す。「憧れの選手がいたから、好きなチームだから、買った品だと思う。対面で丁寧に販売する必要がある」(川畑隆博社長)
販売で意識するのが思い出を想起させること。例えばポップだと、元フランス代表の名選手ジダンのユニフォームには「10番を背負い初の国際試合に臨んだジダン氏」とコメントを付け、名シーンを切り取った90年代当時の懐かしい写真を飾る。またスタッフが年代によって異なるユニフォームの素材やシルエット、さらに各選手の情報などを伝えていく。
ジダンのユニフォーム
第473号(2019/10/10発行)14面