お宝あっとマーケット、ホビー店のキャッシュレス普及はゆっくり

リユース探偵

増税に伴うポイント還元制度が導入されたことでにわかに脚光を浴びる「キャッシュレス決済」。リユース業界におけるキャッシュレス決済の動向を探った。

お宝あっとマーケット成田店。多数の決済システムを導入

増税後、確かに増えた
常連はペイペイ移行

お宝あっとマーケット成田店（運営：ウッドストック、千葉県千葉市）では数多くの決済システムを導入し顧客のニーズを拾う。導入当初はほぼ利用されなかったが、10月の増税以降、レジに立つ女性店員は「だいぶ増えた」と感じている様子。

「成人している常連さんはペイペイ。20％還元施策をやっていた頃はだいたい1割程度、最近は全体を均すと1％くらいかな」（石渡信秀店長）。来店は1日120名ほど。レジ通過客のうち2～3名がペイペイなどアプリ支払いだという。

「トレカを買いに来る小中学生はあまりキャッシュレス決済しない。稀にSuicaでお小遣いをもらっている子がいる程度」（石渡氏）。

確かに我が子にスマホを持たせ、更に決済アプリも使えるようにする親は少ないだろう。他業態店に比べ、ホビー店のキャッシュレス普及はゆっくり進みそうだ。

第474号(2019/10/25発行)12面