企業組合あうん、カフェスペースを併設した地域密着型のリ店
2019年11月20日
個性が光るリユースショップ
家財引取とリサイクルショップを展開する企業組合あうん(東京都荒川区)は2002年のリ店創業から地域に根差してきた。常連が多い同店は中に小型のカフェスペースを併設する。
地域に根差した運営をしてきた
一日の平均来店者数は150人で、うち常連が100人近くを占める。5年前に4畳ほどの水場だったスペースを改築し、長机と3つの席を設置したカフェを開いた。コーヒー、ビスケットともに100円で提供する。
カフェが常連の憩いの場だ
同店の常連のほとんどが高齢者だ。女性は友人と連れ立って訪れるが、男性は一人で来る場合が多く、よく居づらそうにしている姿を目にしてきた。そこで「寂しい思いをするお客が多いかもしれない」と考え、カフェがスタートした。「地域密着型のリサイクル店が無くなる中で、お客さんの居場所を作りたかった。」(荒川茂子代表)
お客との距離の取り方にも配慮する。「普通の接客ではなく、親しい人とはタメ口で話します。もちろん新規客にはしないですが」(荒川代表)
第475号(2019/11/10発行)11面