ラ・ボーテ、「鉄道忘れ物市」どんな忘れ物が出るかわからないワクワク感が魅力
2019年11月20日
個性が光るリユースショップ
ラ・ボーテ(神奈川県座間市)は鉄道忘れ物市を2005年から運営する。大型商業施設で年間120回程度行い、毎開催ごとに100万円程度を売り上げる。忘れ物ならではの面白みは、どんな忘れ物が出るかわからないワクワク感だ。
チラシの集客効果が大きい
「社長が鉄道会社の開催するオークションから仕入れ、使えるものは清掃して、全国の忘れ物市で販売します」と話すのは、イオンモール船橋を担当した石川光晴氏だ。
石川光晴 氏
忘れ物市の特徴は、何が出るかわからないことだ。箱単位で仕入れると、稀にバーバリーのブランド傘、ヴィトンの財布などを手に入れる事がある。またお客も店が期間限定と知ると、気に入った商品はその場で買っていくのだそうだ。「やはり傘が最も売れます。スマホの充電器、水筒や帽子もよく売れますね。お客様も電車に忘れ物をした人が多いので、接客の会話も盛り上がりやすいです」(石川氏)
一番の売れ筋は忘れ傘
同社は今後、忘れ物市の海外展開も模索する。
第475号(2019/11/10発行)11面