デイブレイク、「ヘノヘノ」で年間1万トンの果物ロスを削減
2020年01月02日
Thinking of Circular Economy
果物のロス削減事業を展開するのがデイブレイク(東京都品川区)だ。同社は、特殊冷凍機能を用いることで果物本来の食感を楽しめる冷凍フルーツ「HenoHeno」(ヘノヘノ)を月額で販売する。原料に廃棄予定の果物を使うことで、年間1万トンの廃棄をなくす目標だ。
ハワイ語で「愛らしい」という意味のヘノヘノ
仕入は全国の果実農家から、売れなくなった果物を「ジュースやジャム加工よりは高い価格」(広報 松本知世氏)で買い取り、法人向けに販売。企業のCSR活動として、また従業員の健康増進としての活用を提案したところ、半年で100法人が導入した。販売は月額3万円からで、特殊冷凍機と商品100パック~が届くサブスク方式。1パックに5切れほどの果物が入っている。
同社は果物1万トンをヘノヘノによってリユースする目標を掲げる。また来年からは、果物の生産地に製造工場を建設、地域活性化という文脈でも循環型経済の活性化を目指す。
第478号(2019/12/25発行)7面