ITオークション、中古バイク成約相場【11月速報】
2020年01月02日
情報流通支援サービスのオークネットが運営する、全国約4,500店のバイク販売店が参加するITオークションで、成約した車両を排気量別に分けて集計
〈50cc~125ccクラス PCX(ホンダ)人気が続く〉
このクラスのスクーターが新車マーケットで最も元気が良いモデルになっているため、中古車人気も高年式車を中心に続いています。代表格のPCX(ホンダ)は玉数が多くなっていますが、10万円を切るケースは少なく、上は20万円前後までで安定しています。しばらくはライバル不在の状態が続く見通しです。
〈250ccクラス YZF-R25(ヤマハ)玉数増も高価格〉
人気を125㏄に奪われたビッグスクーターは、相変わらずの玉数を誇りますが内容は様々です。圧倒的に低価格帯が多く、5万円以下の玉数も非常に多いです。20万円の玉数は少なく、10万円台の玉数は走行も2万km前後までとなり、ある程度の人気をキープしています。スポーツ系ではYZF-R25(ヤマハ)の玉数が増加しています。
〈400ccクラス 年式より内容の相場に〉
バラエティに富んだモデルがひしめき合うクラスだけに、程度や走行距離も幅広く相場は安定しています。CB400SF(ホンダ)でも平成一桁年式から平成30年まで非常に幅広く、内容によって相場が決まるケースが増えています。全体としては平成20年代の玉数が多い傾向ですが、今後とも内容重視の相場形成が強まりそうです。
〈401cc~ 低年式車にも光が〉
スーパースポーツクラスは、高年式車を中心に高値安定が続いています。100万円超えのケースも珍しくありません。新車が予約販売になっているため、市場に出回る台数が限定されていることが影響しているようです。新しい動きとしては、低年式の1リッター車を綺麗にして乗る人気が出始めているようです。
同ランキングは毎週木曜に開催される中古バイクオークション「アイ・モト・オーク」で11月中に成約されたバイクが対象
第478号(2019/12/25発行)7面