REGATE、骨董市 出来高3000万 横浜国際オークションと連携
2020年01月13日
買取店「福ちゃん」や出張買取を手掛けるREGATE(大阪府大阪市)が12月15日、骨董市「横浜幸浦会」を開催した。約60人が集い、出来高3000万円を上げた。中国系骨董市の横浜国際オークションの会場を借り、運営している。同オークションで捌き切れない安価な荷も受けている。
横浜幸浦会の様子
横浜幸浦会は昨年10月に発足し、今回が2回目だった。REGATEは出張買取を強みとし、年間6万件に及ぶ案件をこなしている。着物買取などで成長しており、年商30億円強を上げている。買取顧客にはシニア層が多く、そこから買い取った骨董品を横浜幸浦会に出品している。現在売り手には同社のほか、10社が参加している。
「今年からは奇数月開催ですが、物量が増えれば毎月開催に移行していきたい。他社の荷も随時受け付けています」(REGATE東日本支社長 日名子晃一氏)
この日は「合わせて1100ロットを競った」(同氏)という。物量の7割を自社の荷で占め、全体では陶器などの道具類が7割、掛け軸や絵画が3割という構成だった。日本美術から西洋・中国まで幅広く扱っている。参加者には道具市の会主や大手買取店チェーンのバイヤー、中国人バイヤーなど様々いた。
次回開催は1月14日(下見)・15日(競り)。今月から、古美術永澤(東京都新宿区)と共同で開催する。入会金・年会費はなし。参加費は1000円(食事付き)。買い歩は8%(外税)。
第479号(2020/1/10発行)15面