エディオン、AI搭載機でスマホ査定 3分で買取額わかる
2020年02月01日
エディオン(大阪府大阪市)が昨年12月からスマホのAI査定ができる機器の設置を開始した。これまで人の手で1時間かかった査定を、専用の機械を使うことで最短3分でできるようになる。既になんば店では1日20件のAI査定を行っている。
エディオンに設置された査定機
査定時はスマホを機器にコードで繋ぎ、バッテリーの消耗や通信機器の状況、修理の履歴や割賦の支払状況を確認する。次にスマホを査定機のカメラで撮影し、AIによって傷や凹みがないかを確認。最短3分で買取額がはじき出される。またAI査定中は、スマホをWi-Fiに接続して、査定するスマホの取り違えを防ぐ。本体の初期化は不要だ。こうした機器は「中国、米国で先例はあるが、国内での設置は初」(営業戦略部 森洋二部長)
営業戦略部 森洋二部長
査定機はインターネットにつながっており、買取額はAIの査定とデータベースによってはじき出される。iPhoneとアンドロイドに対応するが、データベース上にないアンドロイドが接続された場合は「初回のみはエラーが出るので、人の手で鑑定を行う。しかし遅くとも1ヶ月後にはデーターベースに情報が登録され、機械でAI査定できるようになる」(森部長)
反響を見つつ、全国80店舗程度の設置を目指す。
第480号(2020/1/25発行)6面